セキュリティキャンプ2014特設ページ
(1) おしらせ
- 2014年も講師をやることになりそうです。
- 現在OSECPU-VMはrev2と称してVMの全面書き直しをやっています。rev2の完成度はまだまだで、アプリなどは書けません。今後もrev2をがんばって書いていきますが、キャンプの事前学習が始まるまでにどこまでできているかはまだ分かりません。完成度が良くないのに、アプリを作って勉強したいという学生が来た場合は、rev1を使って指導しようと思います。
- 昨年はrev1しかなかったわけで、それでも十分に指導できたので、問題ないはずです。
- ちょっと見れば分かりますが、このサイトの情報量は膨大です。古くなってしまった情報もたくさん含まれています。ですから、応募する人がこのサイトをすみずみまで見ることはまったく期待していません。トップページをみるくらいで充分です。その上で2013年度版をダウンロードして試してくれたら、やる気十分ですね!
(9) もし2014年も講師をやるとしたら・・・
- まだ何も決まっていませんが、もし2014年もセキュリティキャンプ講師ができるとしたら、こんなのをやりたいということで。
- 講師になれなかったらごめんなさい。だからまだ期待しないでくださいね。
- 募集はOSECPU-VM系の開発だけに限定してしまいたい。それでも十分に人は集まりそうだし、一本化できた方が講師である僕が指導しやすいから。
- VMの実装を手伝ってもいいし、アプリを作ってもいいし、言語やエディタなどの開発ツールを作ってもいいし、移植を進めて普及を促進してもいいなー。
- OSECPU-VMそのものがセキュアなシステムなので、これに関するどんな開発も全部セキュアなシステムを世の中に広めたり勉強したりすることにつながっていると思う。
- 自作OSが好きな人にはちょっと申し訳ないし、もしかしたらこれを見てがっかりしたかもしれないけど、むしろこれを機会にOSECPU-VMに興味を持ってみてほしい。それでキャンプに応募してほしい。OSECPU-VMには自作OSで培われたテクニックやセンスがたくさんつまっていて、これを学ぶことはきっとあなたの自作OSにもプラスだと思う。それでキャンプ後に自作OSの開発に戻ったらいいと思う。
- 複数のテーマを併設すると、どうしても僕の指導力が落ちてしまう。みんなが同じテーマなら、一人に言ったことは他のみんなにも参考になることが多くて、指導の効率が高い。だから限られた時間の中でみんなたくさん成長する(はず)。
- 僕は今回、自分が担当できるテーマのどれもが惜しかった。でもとにかくどれかに一本化してみたいと思った。それで一本化するとしたらどれにするかということで、OSECPU-VMにした。そんなわけなので、自作OSに対する興味がないとかそういうわけじゃないし、なんならキャンプ中やキャンプ後に自作OSに関する質問をしてくれても構わないのだけど、とにかく2014年の僕のゼミではOSECPU-VMにテーマを一本化してみたい。
- 他の講師に「自作OS」のゼミを開講してもらうという選択肢もあると思うんだけど(講師同士で相談してね)、それは結局僕の教え方とは違うだろうし、やっぱり講師は講師のやりたいゼミを開講してもらうほうが絶対に面白いしためになると思うので、その選択肢はやめた。
- どうしてもということであれば、「OSECPU-VM専用OSの開発」で応募するという手もあるよ!・・・でもやっぱり、あえて一度OSから離れて面白そうな開発内容を考えるほうが、視野が大きく広がって、結局はあなたのプラスになると思うけど・・・。
- 今年やりたいと思っている開発内容:
- (こんな感じのことを講師と一緒にやりたい、という人が来てくれたらうれしいなあ)
- (手伝ってほしいという意味ではなくて、興味を持ってほしいという意味)
- (全部やるとは限りません、というかきっと全部はできないです)
- (1) 内部の作り直し系
- (1-1) コード体系をリビジョン2にする。
- (1-2) もっと読みやすい書き方に直す。HeavyOSECPUを参考にするかも。改造もしやすくしたい。他のシステムにも組み込みやすくしたい。
- (1-3) スピードは落ちるけど、JITコンパイラ版ではなくて、インタプリタ版も作りたい。これは移植がしやすい。
- (1-4) float対応、マウス対応、構造体対応、無限ループ対策の実装、ネットワーク対応。
- (2) 上位レイヤ開発系
- (2-1) OSECPU-VM上で動作するシェルを作る。
- (2-2) OSECPU-VM上で暮らしていけるようにツールを増やす。
- (3) アプリ開発環境の整備系
- (3-1) プログラミング言語の開発や移植
- (3-2) オブジェクトファイル形式の制定とリンカの開発
- (4) アプリ実行環境の整備系
- (4-1) VMをもっといろいろな環境へ移植する
- (4-2) VMだけで達成できるセキュリティには限界があるので、OSECPU-VM専用のOSを作る、APIはVMに丸投げできるので、そんなに難しくはないはず。
- (5) 普及促進系
- (5-1) アプリを作る、ゲームを作る、コンテストをする、ドキュメントを整備する。
- 2014.02.28~03.01のオープンソースカンファレンスで配った、このゼミのパンフレット。
こめんと欄